*** 2/25(火)ママ’sカフェ講演 ***
少し久しぶりにこのコーナーをUPします。
「神様からのGifts(賜物)~生かされるために~」というテーマです。
すべての人間には、神様からのすばらしいGifts(賜物,才能)が与えられています。
子どもたちが輝いていくために、自分に与えられているGiftsを知り、またそれを磨き、神様と人々のために生かしていくようになることがとても大切です。
しかし、せっかく豊かな様々な賜物をいただいていても、悪いことのために用いれば、それは輝かきません。また、持っているのに土の中に隠せば、徐々に失われます。
それを学ぶ上で、マタイ25章14節以降にある「タラントのたとえ話」が役に立ちます。
主人が旅に出るので、3人のしもべに、それぞれ5タラント、2タラント、1タラントずつ、それぞれの力に応じて預けていきました。これを豊かに用いて増やせるようにと。
預けられたタラント(賜物)を生かして豊かにした者は、主人(神様)からさらに与えられ、任されました。しかし、土の中に埋めてしまった者は、それを取り上げられ、用いることのできる他の人に与えられてしまうというお話です。
土に埋めた人の言い訳は・・・
主人が持っていない人からも巻き上げるような、「信頼ならないひどい人」だと分かっていたので、怖くて隠しておいたと言うのです。イエス様はこの人のことを「悪い、怠け者」であると指摘しました。結果、預けた分を他の忠実な人に渡されてしまうのです。
子どもたちを育てる上で、せっかく与えられている多くの賜物があるのですから、それらを伸ばし、正しい良いことのために用いる人になって欲しいものです。
そのために二つのことを学びます。
1.神様がその子に与えておられる豊かな「Gifts」を知る
このたとえでは、0タラントの人はいません。
しかも1タラントも莫大な額=6千万円ほど。Giftsと複数で記したのもそのためです。1タラントと言えど、超高額な財を任されたことになるのです。同様に、子どもたちにはたくさんの、素晴らしいギフトが与えられています。
1.本人と一緒にGiftsを発見していく子育て
子どもたちと親が一緒になって、宝探しの旅に出かけましょう!
その子の中にある豊かさを、一緒になって見つけ出していくのです。
①親がその子本人をよく学びましょう!
・よく観察し、よく話を聞きましょう。
・その子自身の個性は、マニュアルでは分かりません。
②他の人の声に耳を傾けましょう!
・「親バカ」ということばがあるように、親だから見えない部分があります。
・より客観的に見えている方々の意見に耳を傾けましょう。
先生たち、教会学校の教師、習い事の先生等
2.Giftsをみがく機会、発揮する機会の提供
①学校、クラブ、教会、ボランティア、海外
様々なチャレンジする機会を提供する。
子どもを手放して、新しいことをさせてあげる。
②失敗をさせてあげましょう。
失敗をしながら学び。ある時、急に輝き始める時がある。
大いに失敗させましょう!
しかし・・・
せっかくの賜物も、その人格のメンタルが育てられ、人格面でも成熟していかないと生かされません。それどころか人を傷つけてしまうことを知ってください。
海外のTopリーグで活躍するサッカー選手の記事をかつて読みました。そこにスカウトされて入って来る選手たちは当然みんな上手いのです。技術は超一流です。しかし、その中で試合で活躍できて輝く人と、試合では輝けない人とに分かれると聞きました。練習ではとても上手いのに、本番で発揮できない人が結構いるのです。その理由について、その選手がおっしゃっていたことをまとめると、「メンタルの強さ」と「人格的なこと」だと言えそうでした。
①メンタル弱い
→ 本番で緊張、力が入りすぎ。神経質で体調を崩しやすい。消極的なプレイが多くなってしまう。
②人格の未成熟
→ 他の人と仲良くできない。コミュニケーションがうまくできず、チームスポーツなのに協力関係が良くない。監督からも信頼されない。また、悪い場合には暴行事件や飲酒の失敗、薬などに手を出し、去って行く人もいる。せっかくの才能を「悪魔のしもべ」にしてしまうケースがあるのです。
そこで以下のことが重要です。
2.Giftsを「積極的」かつ「正しく」用いることができるために
①安定したメンタルの育成
神を信頼せず、土の中に埋めてしまうことにならないように!
・この世界に対する「不信感」から守る不安定さが生まれる
→ すべての上におられる「神」のみこころを知る
・家庭が居場所になっていること
親子のコミュニケーション(父・母両方と)
親が自分を理解してくれること。
両親の喧嘩が絶えない。争いの中にいると不安定になる。
特に本音を出せる場が重要。泣き言を言える場。
マタイ25章の土に埋めたしもべの問題点
・言い訳、責任転嫁:主人が信頼できない人だったからとの言い訳
よく知らないのに。わかったつもりになっている課題。
自分の問題として責任を取る道を歩んでいない。
・「悪い、怠け者」だと叱責されている:愚かさ
「しつけ」の重要性:箴言22章15節
しつけのムチで「愚かさ」を子どもから遠ざけよ!と語られている。
・悪いものは悪いとする。責任を取らせること。父性的な厳しさのある愛の必要性。
・祖父母、両親、教師らへの尊敬と従順を教える。
健全な自信と謙遜を身につけさせよう(みことば・神との交わり)