ページ
▼
2019/11/10
次世代へ語り継ぐもの
これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家で座っているときも道を歩くときも、寝るときも起きるときも、これを彼らに語りなさい。(申命記6:7)
申命記は、約束の地へ入る手前で、モーセが死を目前にして語った告別のメッセージです。
自身はカナンの地に入ることができず、その前で天に召される。
そんな状況の中で、次世代の民へと伝えたいものがあったのです。
それは、あなたの神、主を愛することです。
カナンの地には偶像礼拝、異教の文化の誘惑が多分にありました。しかし、そこで流されることなく、みことばに立って、主だけを生涯愛して仕えるようにと伝えたかったのです。
私たちも、次世代に何をどのように伝えたいのでしょうか。
教会学校で子どもたちが教えられ、育てられることはすばらしいことです。ぜひ、子どもたちを教会学校に参加させていただきたいと心から思います。
一方で、教会学校で見てあげられる時間はわずかです。週1回の限られた時間で伝えられるものは多くありません。ですから神は民に対して、それぞれの家庭、日常生活の中で子どもたちによく教えるように言われました。
家でゆっくり座っているとき、道をともに歩いているとき、寝るとき起きるときも・・・。
日常のあらゆる場面で子どもたちに神を心から愛して歩むことを教えよと命じられました。
子どもたちは、大人が普段の生活の中でどのように神とともに歩んでいるかを見て、神の偉大さやすばらしさを知ります。
改まった機会にではなく、つくろった外側ではなく、毎日の歩みの中で親や大人たちから学びます。
子どもたちの祝福を心から願うならば、私たちはこの責任を祈りのうちに全うすべきでしょう。
神はこれを大切なこととして「聞け!イスラエルよ」と注意を呼びさましながら示されたのです。