東村山福音自由教会 ✞ Sunrise Chapel: 毎日の聖書【5月】

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2025/04/30

毎日の聖書【5月】


1日(木)マタイ26章14-16節
 この時、12弟子の一人のイスカリオテ・ユダが祭司長たちのところに行き、交渉を持ちかけた(14)。それはイエスを売るという行為であった。イエスの葬りのために高価な香油をイエスにささげた女性を非難しておきながら、自分は銀貨30枚でイエスを売ることにしたのだ(15)。こうしてユダは、イエスを引き渡す機会を狙うようになった(16)。
 さて、当時の銀貨30枚という値段ははっきり言えば非常に安い。奴隷売買の金額が銀貨30枚と言われ、祭司長たちがそもそもイエスを奴隷扱いしたとわかる。現在の給与の1か月分、多くて3カ月分ぐらいのようだ。女性がイエスの葬儀のために用意した香油が300デナリ(300万ほど)とすると、ユダはその10分の1~10分の3程度の銀貨で売り渡したことになろう。「豚に真珠」という諺が聖書から生まれているが、まさにユダには主イエスの価値がまるで分らなかった。イエス・キリストとそこにある救いは、どんなにお金を積んでも買えないもの。とんな宝にもまさる救いである。その価値を正しく知ろう!!

2日(金)マタイ26章17-25節
 過ぎ越しの祭りの際、イエスは弟子たちと一緒に過ぎ越しの食事を祝いたいと願った。これが地上で最後に持てる晩餐であったからだ(18)。それで弟子たちは、イエスの願い通りに過ぎ越しの準備をした(19)。そして、イエスは12人の弟子たちと一緒に食卓についた。そして、イエスは、弟子の一人が「わたしを裏切ります」と言われた(21)。この時のイエスの悲しみはどれほどのものであっただろうか。イスカリオテ・ユダがその人であった(25)。イエスは最後まで彼が裏切りをやめ、悔い改めて立ち返ることを願っておられた。他の福音書やユダヤ人の文化等を調べていくと、イエスはユダをご分の隣の席に座らせ、主賓としてこの最後の晩餐に招いていたと考えられる。裏切り者に最後まで愛を注ぐイエスの姿を知る。だが、ユダは自分の思いに支配され、それを止めることができない。実際彼は、イエスの死後、後悔し自責の念に駆られ、銀貨をすべて返し、しかも自害してしまう。真実なる神、愛の神を裏切り、背くなら、私たちは後悔する。その後悔をしない歩みをしよう。


引用元聖書
聖書 新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

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