神様はすでに与えられているもので満足することを教えています。
そして、与えられている物で十分なので、それを豊かに伸ばし、増やし、あるいは豊かにせよと言われています。
親としてはついつい、自分の子にない物に目を向けてしまいがちです。
でも、恵みは十分であると主は言われます。
そこにある豊かさに親自身が気づき、本人にもしっかりと気づかせ伸ばしてあげることが大切です。
「教育」を意味する英語の「education」とは、上から知識を教えるという事ではなく、本人のうちにあるものを「引き出す」という意味です。そこにある才能、可能性を引き出して、育てていくのが教育の本来の姿ではないでしょうか?
例)サーカスのゾウのようにならないように!
小さい頃に足に鎖をつけられ、逃げ出さないように杭に固定されるそうです。それに慣れてしまうと、杭から鎖が離れていても、足に鎖があるだけで「自分は逃げ出せない」と思い込み、逃げたりしないとの話を聞きました。
子どもたちが、自分はこれ以上行けない、これ以上跳べない。
そんな風に思いこむのはとても残念です。
子どもたちの豊かな可能性に気づいて助けてあげるのが親に務めではないでしょうか。
マタイ25章14節以降 タラントの例え話。
「タラント」は重さ、お金の単位だったが、ここから「タレント」ということばが生まれました。「タレント」とは才能、賜物を意味することばです。
すべての人に神様はタラントをくれているのです。
大切なことはそれを比較しあうことじゃありません。与えられているタラントを豊かに生かすことです!神様の喜ばれることに用いて、それを豊かに増やしていくことです。
1. 0タラントの人はいなかった
どんなに少なくとも1タラントは預けてもらっていました。それは超大金です。
ここから誰にでも与えられているとわかります。
皆さんのお子さんにも、少なくないタラントが与えられているのです。様々な才能、能力、個性。でも、子どもたちはしばしば、ないと思い込んでいるのが残念です。また、そのタラントの用い方を知らないのです。ですから、親がそれに気づかせてあげることは大切なことなのです。
2. ある物を増やすこと
子たちは1タラント持っていても、自信もなく、経験もなく、生かす場もわからず、増やし方もわからないでいます。それは親が教えてあげる必要があることではないでしょうか。
そしてチャンスを色々と与えてあげましょう!
活躍する機会を作ってあげる!・・・機会を励ます
失敗の余地を与えてあげる!・・・失敗しないように手を出しすぎない。むしろ励ます!
教会はそれにうってつけの場!チャレンジできる場です!
1タラントあずけられた人は、そのまま土に埋めてしまったままでした。
これは本当にもったいないことです。ぜひ、埋もれたままにしないで、お子さんたちのうちにある可能性をどんどん引き出し、良いことのために、神様が喜ばれるすばらしいことのために用いさせてあげてください。