東村山福音自由教会 ✞ Sunrise Chapel: 伝道者の書
主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。(哀歌3:33)

最新情報

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2024/04/23

伝道者の書7章21-22節「本当に大切なことば」

*** 4/21(日)主日礼拝 説教概略 ***

 ある時の修養会で、講師にこのような質問がありました(少し変えています)。
「不当に傷つけられることがあった。それをいつまでも根に持たずに赦すためにはどうすればいいでしょうか」と。きっとこの事で悩んで来られたのでしょう。ただ、その答えは興味深いものでした。実は「不当に傷つけられているのに、少しも根に持たずに赦す人になること」が、理想のクリスチャン像ならば、そもそも「ゴール自体が違っているのではないか」とのお答えでした。何を言われ、何をされても平気で、全部赦せる人がいたら、その人は心のないロボットのような人になってしまう。その人は、他の人の痛みに共感できないでしょうと。

2024/04/08

伝道者の書7章15-20節「正しすぎてはならない」

*** 4/7(日)主日礼拝 説教概略 ***

 かつて躍る大捜査線というドラマ、映画がありました。その名台詞の中に「正義は胸に秘めておくぐらいがいい」といったことばがあり、印象に残りました。確かに正義を求め、正義を胸に持っていないといけないでしょう。しかし、神ではない「人間」が、やたらと「これが正義だ」と口にして、人をさばくのは危険です。自分勝手な正義を振りかざし、自分を正当化する時、高慢になり、人を傷つけることがあるからです。自分が正しく、他の人がいつでも悪い・・・この考え方ほど神様が悲しまれることはないでしょう。


2024/03/18

伝道者の書7章13-14節「これもあれも、神のなさること」

*** 3/17(日)主日礼拝 説教概略 ***

 ラインホールド・ニーバーという神学者の祈りは日本の教会でもよく知られています。原文から訳してみました。
「神よ、私に与えたまえ!変えることのできないものは、受け入れる平静さを!変えることができるものは、変える勇気を!そして、それらを見分ける知恵を!」 


2024/03/04

伝道者の書7章7-12節「神の知恵によって歩もう」

*** 3/3(日)主日礼拝 説教概略 ***

 シェクスピアの作品「お気に召すまま」という作中に、こんなことばがあります。「愚か者は、自分は賢いと考えるが、賢者は自分が愚かであることを知っている。」。自分は賢いと考える人は、むしろ愚か者であると言うものです。ですから、自分は愚かで教えていただく必要があると考え、人からも神様からも絶えず教えられる「賢い者」でありたいと願います。特に、聖書の言う賢い人は、世界を造られた神様から絶えず教えられている人です。


2024/02/19

伝道者の書7章1-6節「むなしい人生から、実を結ぶ人生へ」

*** 2/18(日)主日礼拝 説教概略 ***

 インスタントの時代です。スマホであれこれ完結してしまいます。買い物も遊びも、仕事まで。手軽に色々なことができます。お店に行かずとも、デリバリーで様々な外食が楽しめます。結婚式や葬儀でさえ、しばしばオンライン参加が可能になりました。確かに、間口が広がり、便利になって、良い面も多くあります。

 しかし、その一方で、苦労して犠牲を払って何かをする機会も減りました。忍耐深く待つことや、コツコツ積み上げていくことが減ってしまったのは、残念なことかも知れません。しかし、その弊害や問題をあまり考えないのも私たちです。


2024/02/06

伝道者の書6章1-12節「何が人のために良いことか」

*** 2/4(日)主日礼拝 説教概略 ***

 この罪の世では、理解できない不条理が満ちています。正しい者が損をし、まじめな人が傷を負う。納得のいかないことが多くあり、努力が水泡に帰すこともある。それは、1節で、「私が日の下で見た悪しきことがある」と語られている通りです。

 日の下、それは天の神様を抜きにした、地上のみの世界のことです。神様を無視して、人間の価値観だけで生きるなら、この世に望みはなく、不条理と悪意に満ちた暗闇の世界です。これらの悪が人の上に重くのしかかっていると語られています。



2024/01/21

伝道者の書5章8-20節「当てにならない富と人を満足させる神」

*** 1/21(日)主日礼拝 説教原稿 ***
 
 新年礼拝では、困難な中にあっても、主にあって喜び、楽しむ一年にしようと教えられました。今日のみことばでも、神様が私たちに豊かに富や財産を与え、それらを楽しむことを許し、また、心を喜びで満たしてくださることが語られています。
 19-20では、「楽しみ」「喜び」、両方が神様によって与えられていることがわかりますよね。聖書や神様のイメージとして、「難しい」「厳しい」などあるかも知れません。しかし、ここにあるように人を幸せにしたいと願い、喜びや楽しみさえも豊かに与えてくださる神様であるとわかります。実際、私はクリスチャンになってからの人生の方が、ずっと喜びに満ちています。しかしながら、これらの物によって人は満足できず、害を受けることさえあると語られています。神様が良き物として与えてくださっているのに、なぜ、そうなってしまうのでしょうか?


2023/11/20

伝道者の書5章1-7節「ただ、神を恐れよ」

*** 11/20(日)主日礼拝 説教概略 ***
 植物を育てる際に、葉や枝が多すぎると害虫が発生しやすくなるなどして、かえって成長を阻害してしまいます。そこで「剪定(せんてい)」という作業をします。「剪定」というのは、無駄な葉や枝を刈り取り、バランスを整えることです。それによって、植物の見栄えも良くりますが、害虫からも守られ、より良い成長を促すことができるということです。


2023/11/06

伝道者の書4章13-16節「良き王を求めて」

*** 11/5(日)主日礼拝 説教概略 *** 

伝道者の書4章13-16節「良き王を求めて」


 サバティカル研修休暇をいただき、皆さんのご協力とお祈りに心から感謝いたします。この期間にいくつか初めての教会で、会衆側の席で礼拝する機会がありました。それはとても有意義なものでした。やはり説教奉仕で礼拝に伺うのとは全然違います。一人の聴衆として礼拝に出席する場合、右も左もわからないまま臨むわけです。ゆえに戸惑い、場合によっては礼拝の流れについていけないという経験もしました。置いて行かれたような感覚です。ただ、この感覚、この視点、とても大切だなと感じました。


2023/09/19

伝道者の書4章7-12節「二人は一人にまさる」

 ***9/17(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書4章7-12節「二人は一人にまさる」


 コロナウイルスというパンデミックのダメージは、まだ継続中であるように感じています。各教会での青年会やJYLCなども、縮小傾向となり、そこからの回復が簡単ではないように思います。しかし、そういう中でも、私たちの教会の青年たちが、キャンプや交わりで励まされています。そして、それぞれに新しい決心をし、責任ある立場を引き受け、多方面で活躍していることは本当に嬉しいことです。若い青年たちが決心し、勇気をもって主のために踏み出しているのに、より上の世代が弱腰でいる場合ではありません。私も、彼らの献身の姿に大いに励まされ、一つ「祈って欲しい」と頼まれている「新しい責任」を引き受けることを導かれています。

2023/08/21

伝道者の書4章1-6節「一握りの静けさ」

*** 8/20(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書41-6節「一握りの静けさ」

 夏期休暇にて家族でゆっくり過ごすことができ、本当にありがとうございます。皆さんのお祈りと主の支えに感謝しています。私は常に頭の中で考えているタイプなので、そこから自由になり、静かな時を過ごせることはとても重要だなと思わされます。

2023/08/09

伝道者の書3章16-22節「気づかせてくださる神」

*** 8/6(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書3章16-22節「気づかせてくださる神」

 申命記29:29にこうあります。

「隠されていることは、私たちの神、主のものである。しかし現されたことは永遠に私たちと私たちの子孫のものであり、それは私たちがこのみおしえのすべてのことばを行うためである。」 

「隠されていることは主のもの、現わされたことは私たちのもの」 

 今日の説教のヒントになるみことばかなと思います。

2023/07/18

伝道者の書3章1-15節「神の時」

 *** 7/9(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書31-15節「神の時」

 ある村におじいさんがいました。彼は上等な馬を一頭持っていました。ある日、商人が来て、その馬を高額で買いたいと言いましたが、おじいさんは売りませんでした。ところが翌日、なんとその馬が小屋から逃げてしまったのです。村人は言いました。「とんだ災難だね。馬を売れば良かったのに!」しかし、おじいさんは言いました「良いとか、悪いとか言わないでくれ。それは神のみぞ知る」。

2023/07/03

伝道者の書2章24-26節「御手の中で楽しんで生きる」

*** 7/2(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書2章24-26節「御手の中で楽しんで生きる」

 我が家のベランダに鳩が卵を産みました。しかもなんと、巣を作ることなく、いきなりコンクリートの上に卵を産んでしまったのです。妻は巣を作られないように気をつけていたのですが、先に卵を産まれてしまってはどうすることもできません。

2023/06/20

伝道者の書2章12-23節「不条理な世界で神と生きる」

 *** 6/18(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書212-23節「不条理な世界で神と生きる」

 この世界を見渡すと理不尽なことであふれています。コツコツ努力する人が不幸な目に遭い、ずるい人が成功することがあります。優しい真面目な人ほど、他の人の重荷を背負わされることがあります。そして、今日のみことばにあるように、賢くても、愚かに歩んでも最後は同じ死が待っている。また、労苦して築き上げても、結局誰かに継がないといけません。

 こうして考えると、まさに理不尽で納得のいかない世界とも言えます。では、私たちはこうした不条理な世界にあって、絶望するしかないのでしょうか。

2023/06/06

伝道者の書2章1-11節「人を満たすものとは」

 *** 6/4(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書21-11節「人を満たすものとは」

 中国の昔話に「天国と地獄」の話があります。どちらも腕より長いようなお箸で食事をするという設定ですが、地獄ではいつも飢え、天国では皆が満腹していると言います(子ども絵本では、絵もあってわかりやすいです)。なぜでしょう?

2023/05/10

伝道者の書1章12-18節「神なき知恵のむなしさ」

*** 5/7(水)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書1章12-18節「神なき知恵のむなしさ」

 知恵と知識が増えると人は幸せになれるでしょうか。皆さんはどのようにお考えですか。今日の18節にこうあります。

18節 実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識が増す者には苛立ちも増す。 

 インターネットは私たちの生活を一変させた人間の知恵の結晶でしょう。インターネットで本当に多くの情報を手に入れ、知識を増やすことができます。けれども、それによって人は幸せになれたのかと言うと、必ずしもそうとは言えないですよね。

2023/04/24

伝道者の書1章1-11節「むなしさと向き合う」

*** 4/23(日)主日礼拝 説教概略 ***

伝道者の書11-11節「むなしさと向き合う」

 皆さんは、歩みの中でむなしいと感じることがあるでしょうか。中には、むなしさの中で求道され、イエス様を信じるようになった方もいらっしゃると思います。実は、私たちの心は「むなしさ」を感じることことができるように神様によってデザインされています。それはパスカルが言った格言「私たち人間の心には、神のかたちをした空洞がある」とのことばにも通じます。

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