東村山福音自由教会 ✞ Sunrise Chapel: ワンオペ育児 & インスタント育児
主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。(哀歌3:33)

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2021/04/13

ワンオペ育児 & インスタント育児

ワンオペ育児

「ワンオペ育児」ということばをご存知でしょうか?「ワンオペ」とは、ワンマン・オペレーションの略です。深夜のレストランなどで人手が不足するために接客も調理もレジも1人でこなす状態を指します。ですので「ワンオペ育児」とは、伴侶や祖父母、知人の手を借りずに一人で仕事も家事も育児もこなし、悲鳴を上げているような状況を指します。

 核家族化、周囲の手助けの減少、多忙・共働き、離婚などによって「ワンオペ育児」となり、疲れ果てるお母さんが増えているのです。今や学校の先生もそんな感じですよね。

これらの問題で一番被害に遭うのは、実は子どもたちなのです。


十分に親の愛を受けられない、学校の先生も余裕がないので一人一人を見られないのです。
そこで今、改めて見直すべきと思うのが「共育」ということです。


共育ということ

 
1つ目の意味:夫婦で共に、周囲の助けを得ながら子育てしよう!

子育ては「最も難しい働きの一つ」だと思います。

そもそもワンオペで可能なのでしょうか? 

難しいでしょうね。周囲の助けが必要なのです!

子どもは1人1人違いますし、24時間営業ですし、自分の身をギセイにしなければできない働きです。まさに「共育」が必要なのです。「共に育てる、みんなで育てる」ことの大切さを改めて学ぶ必要があります。


 2つ目の意味:親も子と一緒に成長しよう!共に育てていただこう!

ある牧師のわが子のための祈り・・・「神様を信じて親や先生の言うことを聞ける良い子になるように。勉強・運動をがんばり良い成績を取れるように」との祈りでした。

ところが、祈っているのに子どもたちは笑顔が失われ、家庭に冷たい雰囲気が流れるようになりました。祈っているのになぜ?との疑問がありました。

そこで彼が気づいたことは、祈りが間違っていた!!という事実でした。
これらの祈りは自分中心の祈りだったのです。自分にとって「受け入れやすい子」になって欲しい、誇らしいと思える子になって欲しいという祈りでした。それに気づいたので、自分が子どもたちに神様の愛を伝えられるよう、自分が愛を注げるように変えられるようにとの祈りをすべきだと悔い改めたそうです。

×他人を変える祈り → 〇自分を変える祈りへ

子どもは親の所有物ではありません。

価値のある尊い存在として神様に造られました。聖書ではどんな子であっても、子は神様からの贈り物、祝福と教えられています(詩篇1273-5)。

親自身もこの土台に立って一緒に成長させていただきましょう。

 

インスタント育児

 
「インスタント育児」の増加

 という問題もあります。誰もが忙しすぎて、子育てに注ぐ時間や体力がないのです。
 手の込んだ食事を作れず、身に着ける物や体操着袋などもお金で買ったもの。手作りは時間がかかるのでNGで、子どもが騒いでうるさい時はスマホを渡して静かにさせ、忙しいのでとにかく託児に頼り切り・・・

 しかし、誰かを愛するための大事なポイントは、その人のために「質の高い時間をささげること」です。恋人に、時間がないので今日は一緒に過ごせないから、スマホで暇つぶししておいて!とはあまり言わないでしょう。

その人との時間を大切にすること!

短い時間であっても、その子だけの時間!を作ると良いのです。

子どもたちが本当に欲しいのは、高価なプレゼントや楽しい動画ではなく、お母さんお父さんと一緒に過ごす時間です。一緒に過ごしたいのです。

何かをやりながらではなく「独占できた時間」は子どもへのプレゼントです。そして幼い時に、これらの時間を注いであげると、思春期以降が楽になります。目の前を楽しようとすると、後から何倍も大変になってしまいます。

マタイ18章10節
あなたがたは、この小さい者たちの一人を軽んじたりしないように気をつけなさい。あなたがたに言いますが、天にいる、彼らの御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。

子どもたちを軽んじず、1人の大切な人格として尊ぶことをイエス様は教えておられます。彼らの存在から学ぶことも多いのです。少なくとも神様の視点ではそうなのです。


質問期

 3歳~4歳の頃になると頻繁に「なぜ?」「どうして?」と疑問を持つようになります。

ある資料によれば、子どもは思春期までの間に50万回もの問いを持つとのこと(そんなに!?)。それは人間を造られた神様のデザインです。

人間は子どもの頃に「これは何?」「どうして?なぜ?」と様々な質問をするように造られているのです。そのようにして思春期までに大切なことを学び、基本的な価値観が築かれる。このチャンスはありがたいですよね。

私たちの側で、一生懸命教えなくても学ぶ機会になると言えます!!

問題は2つ 

1.忙しい、または面倒で、その質問に答えない 

2.答え方がわからない

特に、自分の価値、生きる目的や意味、何のために学校に行くのか、何のために仕事をするのかは、大人も学んでいないと中々良い答えを与えられません。

Ⅰペテロ3章15節
むしろ、心の中でキリストを主とし、聖なる方としなさい。あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい。

 わからないなりにも親が一生懸命答えようとしているならば、少なくとも子どもは、無視されているとは感じないし、親のその自分への姿勢から愛を感じるのです。  



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Jill WellingtonによるPixabayからの画像

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