同じようにあなたがたも、自分に命じられたことをすべて行ったら、『私たちは取るに足りないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」(ルカ17:10)
私たちがつまずいたり、つまずかせたりしてしまう原因は、神により頼まず自身の力を頼る高慢が挙げられます。私たちは自分が思っているよりも弱く、罪の罠におちいりやすいものなのです。
それらは「自身の祈りの巧みさ」や「自身の信仰の強さ」によって勝利できるものではなく、主の助けを求め、主より知恵と力をいただき、主の御霊の導きによって勝利すべきものなのです。
そうであれば、私たちが主のことばに従い、豊かな実りを見た時にも、自分の祈りや信仰を自慢するのではなく、上記のみことばのように『私は取るに足りないしもべです。なすべきことをしただけです』と告白すれば良いことです。
逆に、いつでもこの告白が自分のものとなっているならば、多くの誘惑から守られるのではないでしょうか。人のした悪に対して穏やかな赦しの心で接することができるのではないでしょうか。
このように「徹底して主のしもべとして歩むこと」こそ、つまずきから守られる道です。慢心せず、主の恵み豊かな力を存分にいただきながら歩むことができるからです。
(2019年8月25日 週報掲載)