(エペソ4:16)
人は自分と異質な存在を受け入れることが難しく、しばしば正反対の人とは対立したり、排除したりしがちです。しかし、神は人をそのような多様性のある存在として造られたのです。人間のからだも異なる多様な器官の協力、連携で成り立っています。ボールひとつ投げる動作でさえ、体のあらゆる部位が一連の動作に協力し、同じ目的に向かって動き、その時にまっすぐに質の高いボールを投げることができます。キリストの教会は異なる賜物を与えられた者たちの個性豊かな集まりです。違うことを嘆いたり、否定したりするのではなく、その多様性こそが神が備えられた豊かさであることをともに喜び、感謝しましょう。そして、それぞれが他人任せではなく、自分に与えられた使命に忠実に歩む時に、成長して愛のうちに建てられるのがキリストのからだなのです。多様性を楽しみ、異なるからこそ助け合える関係を感謝し、愛のうちに協力していくこと。そうして、キリストの教会が建て上がっていくことが神のみこころなのです。
(2019年2月24日 週報掲載)