イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとするが、神はあなたがたの心をご存じです。人々の間で尊ばれるものは、神の前では忌み嫌われるものなのです。(ルカ16:15)
この世の人々が必死に追い求めているものは、富、名声、権力ではないでしょうか。しかし、神はこれらを愛することを嫌われます。なぜなら、これらは人が自分を誇るためのものであり、やがて朽ちていくものだからです。当時の旧約律法主義者なるパリサイ派の人々は、神を尊んでいるように自分を見せて、信仰的に正しい者であると主張していました。
しかし、その中身を知るキリストは、「神はあなたがたの心をご存知」だと鋭く言われました。
彼らはまさにこの世と同じものを求め、そこに身を置くことを喜びとしていたのです。それは偽善でした。本当に尊いものは、神ご自身が教えておられます。信仰、希望、愛、誠実さ、忠実さ、謙遜さ、勇気・・・どれも目に見えないけれど大切なものです。
私たちは、神が尊いと言われるものを求めましょう。「求めなさい、そうすれば与えられます」とあるように、主が「求めよ」と言われるものを求めるならば、豊かにお与えくださることは明白です。真に尊いものを心から大切にしましょう。
(2019年6月30日 週報掲載)