ルカ18章31-34節 「十字架の予告」
子育ての学びのテキストにこのようなことがありました。
小さな子どもであっても、あらかじめ予定を伝えてあげることが、その子の人格を尊ぶことになるという内容です。
急に出かける!というのではなく、何時になったらお出かけするから、その前に準備できるようにしましょうと。これから起こること、これからしようとしている事をあらかじめ相手に伝えておくというのは、相手への敬意であり信頼の証しであると思います。
イエス様も弟子たちに対して、彼らがなかなか理解できない(あるいは理解しようとしない)にも関わらず、大切なことを分かち合い予告をしておられました。
そして私たちに対しても神様は、聖書を通して神様のご計画を伝え、しっかり信じて備えるようにと語り続けておられます。そこにどんな神様のお心があるのでしょうか。十字架の予告をなさったイエス様と弟子の姿から教えられます。
今日、神様はあなたに語っておられます。「わたしがあなたを選んだのだ。だからわたしはあなたに隠さず語る。真理を伝える。あなたに知ってもらい、あなたと共に神の国を築き上げたいのだ」と。今日の弟子たちの姿のように、神のみこころを全然理解できていない私たち。自分が一番かわいい自己中心な私たち。臆病で心配症で怖がりです。
でも、主なる神様はそんな私たちに「あなたが必要だ」と親しく声をかけてくださるのです。
主なる神様のこの声に聞いてどう応答するでしょうか。十字架の苦しみを弟子たちに分かち合われたイエス様のお心、それを少しでも理解できる者にならせていただきましょう。それが本当の弟子への道ではないでしょうか。
引用元聖書
<聖書 新改訳2017>
聖書 新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会