*** ママ’sカフェ講演(5/18分) ***
子育て「心のゆとり、遊び心を持とう!」
子育ては365日、24時間営業。
真面目な人ほどいくらでも頑張れてしまうのが子育ててです。
「しつけがなってない」「怒りすぎじゃないの?」「もっと関わってあげたら?」と・・・
一人の人を育てあげていくのですから、とても尊く、そしてとても難しい大変な働きです。
それゆえ、失敗も間違いも起こって当たり前。
なのに、あまりその労を評価されたり、労ってもらえない。これでは誰でも疲れ果ててしまいますね。ですから、オフの時間を意図的に作ったり、自分のための時間も十分確保しましょう。
気負い過ぎず、しっかりとお母さんたち自身もセルフケアしていきましょう。
そのためのヒントを少し学べたらと思います。
1. ゆとりがない現実とセルフケア
現代は特にお仕事をされている方も増えています。
まして、コロナ下で心配も多くなっています。緊張と不安が山ほどあります。
親に心のゆとりが失われ、親が疲れてきていると言えます。
でも、親は子にとって導き手。
カウンセラーであり、メンターでもあります。
親がまいってしまうと、子どももまいってしまうという現実がそこにあります。
そこで・・・お母さんのストレスケア、心のゆとりを持つにはどうしたらいいでしょう?
Ⅰ列王記19章4-7節、18節
ここでは、預言者エリヤが疲れ果てて「もう命を取ってください」とその絶望を神様に訴えている姿があります。まさにエリヤは疲れ果て、燃え尽きてしまったのです。
この時、神様はどんなケアをしてくださったのでしょうか。
(1)焼きパン菓子と水と睡眠
神様はなんと、ただのパンではなく、焼いた「パン菓子」を用意されました。糧を得るためだけのものではなく、甘くて美味しいと感じられるケーキでありました。疲れた時には甘い物、美味しい物がいいですよね。シンプルに疲れている時に、好きな物、美味しい物を食べて安らかな時間を過ごすことは効果があります。さらに休息、睡眠を与えていることもわかります。
神様はエリヤの疲れを理解されていて、精神論でどうにかするようなことを求めず、美味しい食事と休息を与えました。皆さんも疲れている時には、自分のために休みましょう。自分のために少し美味しい物を食べたり、好きな飲み物を飲み、リラックスしましょう。お母さんにゆとりがあることが、子育てにおいてはとても大事なのです。
(2)孤独から救った
神様がなさったエリヤへのケアのもう一つは、仲間を知らせたということです。エリヤは孤独に陥っていました。仲間が殺され、もう自分一人で敵対する者と戦っている。やがて殺されると絶望していました。
しかし、神様は7000人もの仲間を残していると教えてくれました(Ⅰ列王記19:18)。孤独はきついです。お母さんたちは、自分だけが苦労しているのではないと知る必要があります。心配しすぎないでいいと、他の仲間からの声で気づかされる必要があります。
リフレッシュの方法
①複数持つこと
リフレッシュ方法は多いほどいいです!選択肢が増えるので!
例えば、お腹の調子が悪ければ、食べ物の楽しみが持てませんよね?
②手軽なもの
すぐにいつでもできるものがいい!
バッチリ準備が必要なもの、お金がかかるものは忙しいとできなくなります(旅行等)。
③時には旦那さんや親しい家族(友人)に任せて
この時間が必要です。子育てから離れられる時間を!1時間でもいいので!
2. 自分を責めない 遊び心を持って!
(1)責任を負いすぎないこと
こちらは、バウンダリー(境界線)の課題でもありますが、子育てにおいてお母さんたちが責任を負い過ぎないように気をつけることは大切です。
その子の独特な能力や性質があります。例えば運動が苦手な子がいます。そのことを親が、外で十分に遊ばせなかったからだとか、食事のバランス問題だとか自分を責めないように気をつける必要があります。あまりに負い過ぎてしまわないことです。
なぜなら、外に行っても走らない子もいるし、食事のバランスが良くても、体が丈夫にならない子もいます。偏食の人がグングン身長が伸び、元気にされているケースも多いのです。
また、病気や怪我になった場合などに、自分が悪いのでは?と責めるのをやめましょう。
しっかりやっていても、病気にもなるし、怪我もするのです。
ハンディを持って生まれるのも親が悪いわけでも何でもないのです。むしろイエス様はその人に「神のわざが現れるためです」と言われました(ヨハネ9:3参照)。
24時間見張ることは不可能ですし、そうしていても守れないものなのです。
育てるのは神様自身!<Ⅰコリ3:6,7> ということを知りましょう。
3:6 私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。
3:7 それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです。
(2)遊び心を持って育てる
車のハンドルには遊びの部分があるために、運転しやすくなっています。
少し操作しただけでは、すぐにタイヤの角度が変わらない・・・これが遊びの部分です。
ちょっと右に回したら、回した分だけすぐに動いてしまうと怖くて触れなくなりますし、ミスが増えてしまうでしょう。
「遊び心」を生活の中に持っておくと、ゆるやかに穏やかな心で子育てができます。子どもにとっても、その方がストレスフリーになるでしょう。
例えば、笑い。「笑い」の分かはずっと昔からある民衆の知恵です。
様々なストレスや社会への怒りなどを「笑い」に昇華してきたのです。
辛いことを深刻に受け止めると、子どももしんどくなってしまいます。
冗談を交えたり、一緒に笑うことで「それほどたいしたことない」と子どもが認識できると前向きになりやすいでしょう。
失敗も笑って話せるようになると、もう失敗を乗り越え、そこから学んで成長して歩んでいる証拠と言えるでしょう。親はイチイチ細かい失敗に神経質にならず、「そんなのいくらでもあるある!」と笑い飛ばしてあげるぐらいがいいでしょう。
ハンディや心の病なども、自分で笑いに変えられると、だいぶ改善している証拠と言えます。
不器用で困っちゃうんだよねって話せるとかなり楽になるのです。
助けや理解も得られ、自分で受け入れている証拠です。
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