*** 8/11(水)祈祷会 説教概略 ***
Ⅱテサロニケ1章11-12節「パウロの祈り」
地上での日々には苦しいこと、大変なことが多々あります。
それでも、やがて主の再臨があり、キリストを信じる者たちの群、教会は美しく飾られた花嫁として整えられるのです。主の愛と真実が完全になる日がやがて来ます。
それを知っているゆえに、キリスト者はあきらめずに祈り、主に期待して歩むことができるのです。パウロもまさに、そのような信仰のゆえに、この祈りをささげています。
第一の手紙の方では「絶えず祈りなさい」とパウロが教えていましたが、まさに彼は祈りの人であり、しかもいつも他の兄姉たちのために祈っていたことが伝わってきます。パウロはここで2つのことを祈っています。
1. 召しにしてふさわしくしてください
第一に「あなたがたを召しにふさわしくしてください」との祈りです。
11節前半。
Ⅱテサロニケ1章11節前半
こうしたことのため、私たちはいつも、あなたがたのために祈っています。どうか私たちの神が、あなたがたを召しにふさわしい者にし、
Ⅱテサロニケ2章14-15節前半
そのために神は、私たちの福音によってあなたがたを召し、私たちの主イエス・キリストの栄光にあずからせてくださいました。ですから兄弟たち。堅く立って、語ったことばであれ手紙であれ、私たちから学んだ教えをしっかりと守りなさい。
2. 善を求める願い、信仰から出た働きの実現
第二に「善を求める願いの実現と信仰から出た働きの実現」を求める祈りです。
11節後半です。
Ⅱテサロニケ1章11節後半
また御力によって、善を求めるあらゆる願いと、信仰から出た働きを実現してくださいますように。
思うだけで終わること。信じているだけで終わることが度々あります。それをパウロはよく知っているのだろうと思うのです。
私自身もそうです。「こうなるように」と良い願いをいつも持ちます。神様を信じているがゆえに「こうできればいいな」とよく考えます。ただ、それが実現されないままになることも非常に多い私です。生来の私は、消極的、引っ込み思案なのです。
3. 主の御名があがめられ、栄光にあずかれるために
これらの2つの祈りの目的が12節で語られます。
Ⅱテサロニケ1章12節
それは、私たちの神であり主であるイエス・キリストの恵みによって、私たちの主イエスの名があなたがたの間であがめられ、あなたがたも主にあって栄光を受けるためです。
召しにふさわしく歩むなら、必ず主イエスの御名があなたを通してあがめられます。また、心の中で願っているだけの者ではなく、そのために実際に歩み、実現していく時に、キリストの御名があがめられます。
そして、嬉しいことに、そのような歩みは、私たちもそのことを通して栄光を受けると語られています。不思議です。キリストの栄光を現し、多くの人にキリストを知って欲しいと願って歩む時、なんと私たち自身にも神様から恵みとして栄光を与えられるのです。
【ペンタス】教会花壇より
暑さに強く、暑いほどに元気になる花だそうです。
葉の緑がとても濃くなっていて、癒されます♪