東村山福音自由教会 ✞ Sunrise Chapel: 子育て「子どもたちの進路」
主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。(哀歌3:33)

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2021/10/12

子育て「子どもたちの進路」

*** 10/12(火)ママ’sカフェ ***

子育て講演「子どもたちの進路」


 子どもたちの進路は、その成長とともに大きな課題となってくるものです。そして、親としても大変頭を悩ませられる分野です。子どもたちの進路を考える上で、どのような考え方をしたら良いのでしょうか。その土台となることをともに学びたいと思います。

箴言19:21 人の心には多くの思いがある。しかし、主の計画こそが実現する。

 人の思いをはるかに超えて、良い導きをくださる神のご計画があることを心に据えて考えていくことが大切です。これがあることによって、自分たちで気負い過ぎずに、神様にゆだねて少し肩の力を抜くことができます。何より、その子自身が「最も輝ける」歩みへと導かれて参ります。


1. 選択の自由

 親の敷いたレールか?本人の意志か?

「親の敷いたレール」を走らされる。それはあまり良いイメージで語られないかも知れません。特に子どもたちが自分の意志を尊重してもらえなかったと感じているのならば、課題があったと言えるでしょう。

 一方で、子どもたちが意志を明確にしていない、あるいは「わからない」と悩んでいる場合、ある程度の方向性や可能性を助言してあげることは非常に有益だと思います。様々な選択肢を示してあげて、それを選んだ場合にどのような良い点、課題となる点があるのかを一緒に考えると良いと思います。

 ただし、最後は必ず本人の意志を確認することが必要です
 本人の最終決定をぜひ大事にしていただきたいと思うのです

 なぜなら「選択の自由」を尊重することによって、子どもたちは自分で選択して決めることが出来たという達成感、幸福感を得ることができ、その選択した責任もそこに生まれるので、人格の成長にも大変有意義だからです。逆に、親がすべて決めてしまう場合、子どもたちは楽であるとともに、自分で選んでいくという人生の喜び、幸福感を得ることが出来ず、また頼り切っているために、責任転嫁が起こり、いつでも親のせい、他人のせいにしてしまうことになるでしょう。

しっかりと自分で決め、自分で刈り取りをすることが、幸福感と成長につながります。

 

2. 神の計画の豊かさ

 神のご計画は豊かで深くて良いもの。

進路は一本の細いロープの綱渡りではありません。

正解があって、その道だけを選び取らなければダメなわけではないのです。

道を間違えたと気づいたら、戻ってもう一方の道を歩んでもいいのです。それは一見遠回りのようで、実はそうではありません。

「失敗だった、違った、ここではない!」とある時気づくかもしれませんが、それは悪いことでがないのです。そこでの経験は、やがて宝石のように輝くようになります

ですから、うまくいかなかった時でも、神様の「不思議なご計画がある」ということを心に留めて歩みましょう。この視点がないと回り道をすべて失敗のようにとらえ、挫折の痛みに耐えられなくなってしまう可能性があります。

ローマ8章28節
神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。 

 私自身、紆余曲折を経て、多くの挫折、失敗と思われることを通りながら、自分では思い描かなかった牧師という道を歩むことになっています。しかし、まるで違う方向に歩んでいた時の経験でさえ、なお今の牧師としての働きにとって必要な宝物になっています。

 多くの失敗、挫折の経験は本当に役立つものであり、すべての経験が神様のお働きの中で益なって用いられていくのは本当に不思議なことです。ただ、このような神のご計画があるからこそ、私たちは道を間違えたとしても何度でもやり直せるし、むしろその失敗が必要不可欠なものにさえなるのです。

 

3. より大切なものがある


マタイ16章26節
人は、たとえ全世界を手に入れても、自分のいのちを失ったら何の益があるでしょうか

 目の前の進路のことで挫け、そこにとらわれ過ぎて、より大切なものを見失ってしまうとしたら、なんともったいないことでしょうか。

 人からの評価。名声。この世の富。それらをいくら得たとしても、いのちを失っては何の意味もないのです。

 テコンドーにおける五輪銅メダリストの岡本依子さんは、テコンドーで一番になれたら、あるいは成功したら自分には価値があるとずっと考えてきました。しかし、それは幸せや喜びを奪い、成功しなければ、勝たなければ、自分はダメだという苦しみのサイクルにあったようです。そのような日々の中で主イエス・キリストと出会い、彼女は変えられました。

 テコンドーをする前から、たとえ勝てなくても、あるいはテコンドーをやめたとしても、自分のためにキリストが十字架でいのちをささげてくださったのだから、価値があるのだということを知ったのです。

 このキリストの愛ゆえに、成功することよりももっと大切なものがあることを知り、感謝して歩めるようになったのです。

 

4. 神の視点で長短リストを作成する

 2者択一など、具体的に悩む時に!

 人は、色々考えても未来が見えない近視眼な存在です。

 すべてをご存知の神の視点(聖書的価値観)で、長短リストを作成して祈りながら決めると良いでしょう。たとえば、学校を選ぶ時に、A校、B校、C校の候補があるとする。その場合に、それぞれの学校について、長所と短所を実際に書き出してみるのです。

 ただし、その時に気をつけることは、自分の感情的な感覚で決める長所、短所ではなく、神様ならばどう見ておられるかを祈り求めながら、神の視点で長所、短所を考えていくということです。


 神様が喜ばれる良いことかどうか?  


長所:    短所:




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