東村山福音自由教会 ✞ Sunrise Chapel: 子育て「主の山に備えあり」~未来への不安に勝利する~
主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。(哀歌3:33)

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2022/10/11

子育て「主の山に備えあり」~未来への不安に勝利する~

 *** 10/11(火)ママ’sカフェ 講演概略 ***

「主の山に備えあり」~未来への不安に勝利する~


1. 私たちを取り巻く「不安」

子育てをする上で、多くの人が不安を覚えています。現代の日本を取り巻くものとして大きなものは、経済的な不安でしょう。また、学びについていけるだろうか。友達と仲良くなれるだろうか。どんな仕事ならできるだろうか。就職できるだろうか。

そうした様々な不安材料があることでしょう。

このように未来への不安は、数えればキリがありませんね。そして、親が不安だと子どもも不安になります。「親の心配をよそに」という表現もありますが、実際は子たちも伝わっているもので、彼らも心配しているのですよね。

 罪の意識、罪悪感も私たちを不安にさせます。死んだらどうなるのだろうか。法ではさばかれていないこの罪や汚い心に、報いは起こるのか?人の根本的な不安。良心の呵責です。

詩篇38篇 私は自分の咎を言い表します。自分の罪で不安なのです。

 

2. 不安がもたらすもの

 こうした不安は私たちのストレスになります。
 
 肉体的健康にも少なからず影響を与えます。

 親が不安であると、子の可能性についても消極的にになりがちですよね。

 「夢を見ていないで、現実に備えよ」と言ってしまいがちです。確かに現実をしっかり見つめ、備えることは大切ですが、あまりに不安を大きく見せて、それが脅しのようになると、子どもたちは希望を失いますよね。

 むしろ、私たち親は、その不安を拭い去ってあげるお手伝いをしたいものです。

 時に、子たちは不安であるがゆえに、大人から見たら良くない行動を取ることもあります。悪い子たちとの付き合い、暴力的な行動、飲酒、喫煙、家出など。

 悪い子たちと付き合うのは、実は「安心したいから」という一面があります。周囲が優等生ばかりで、比べられると不安しかありませんから

 あるいは、行き場のない不安から、様々な心の病、人格障害などを引き起こします(現実の過酷さから自身を守るため、あるいはその疲労から発症するケースが多い)。

箴言1722節 喜んでいる心は健康を良くし、打ちひしがれた霊は骨を枯らす。

 

3. 主の山に備えあり

 ですから、大人も子もこの不安から解放されていく道をともに学びたいのです。

 そのためにまず、不安という敵の正体を知る必要があります。

 不安とは何でしょうか?原因は何でしょうか?

 それは「未知であること」です。

 分からない・見えないので不安です。

 真っ暗な夜道を灯りなしで歩くのはとても怖いですよね。何が出て来るかわからない。足元もどうなっているのかわからない。

 でも、明るくはっきり見えて、舗装された道であるとわかり、どこに障害物があるかわかり、周囲には人もいるとわかれば安心します

 同様に、神様は私たちのこれから歩む道を照らし、安心して歩めるようにしてくださるのです。

詩篇119105節 あなたのみことばは 私の足のともしび 私の道の光です。

 ガンを宣告された70代の姉が、このみことばを暗唱していて、いつもこのみことばに励まされて歩んでいると言われました。聖書は神のことば。未来を知り尽くす神様が、未来に対してどう歩めばいいのか。不安をどうしたらいいのか、しっかりと教え導いておられる。ゆえに平安がある。

 もう一つ。有名な聖書の格言をご紹介します。
 
 「主の山に備えあり」というものです。 ※創世記22章参照

 100歳になってようやく子を授かったアブラハム。しかし、「その子を連れて山に登り、そこでその子をささげよ」と無茶だと思われる命令を主が言われたのです。普通なら意味がわからず不安になります。

 けれど、アブラハムは、神様があなたから生まれる子を祝福し子孫を星のように増やすと約束されていたことを信じていました。さらに、彼は神ご自身がささげ物の羊を備えて下さると言っています(創世記22:8)。

 ところが、羊はどこにも見当たらず、そのまま祭壇に・・・。
 いざ、アブラハムが息子に手をかけようとしたその時、神様の制止する声がありました。

 「あなたがわたしを恐れていること」がよく分かったと。

 ふと見ると、一匹の雄羊がいました。
 アブラハムは息子ではなく、その羊をささげました。

 こうして「主の山に備えあり」との格言が広まりました。

 未来を知らない私たちです。
 
 未来を知る神様が、行くところどこにおいても良い備えをくださっています。
 安心をいただき、子どもたちをも安心させてあげましょう。



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