*** 1/10(火)ママ’sカフェ ***
子育てのお話「お手伝いの恵み」
との歌詞です。
では、お手伝いの恵みとは、どのようなものがあるのでしょう。
しかし、時代が大きく変化してきました。核家族化、少子化もあり、子どもたちは毎日習い事をするものの、家での様々な家事手伝いが減っているように思えます。
結果、与えるより受けることばかりが中心の日常になっている面があるということです。習うことは大切ですが、「習ったものを生活の中に生かし、誰かの役に立つ」という体験が不足しているように思います。そして、この「誰かの役に立つ」という経験の欠如は、とても惜しい、残念な事だと言えます。
内閣府が出した「子供・若者白書」において、以下のような文面があります(礼拝説教でも触れました)。
「日本の若者の自己肯定感の低さには、自分が役に立たないと感じる自己有用感の低さが関わっている」
人間はそこに存在するだけで尊い存在。神様が愛を込めて造られた傑作。しかし、人との交わりの中で居場所が生まれ、喜びを得るためにも「誰かの役に立つ」という感覚は必要です。
人から必要とされていると感じられることです。難しいことでなくてもいい。家庭の中でお手伝いをし「ありがとう。とても助かったわ」と伝えて欲しいのです。それを通して自信がつき、自分もこの世界の役に立てる存在なのだということを、少しずつ体験的に学ぶことができます。
その中で分からないことは聞き、結果を報告する。
ただ親子で会話するだけでなく、何かに向かって一緒に労することは尊いものです。そして、そういう中で生まれるコミュニケーションがあります。人と一緒に何かをともに成し遂げる喜びも経験できるでしょう。
買い物に一緒に行く。一緒に料理を作る。日曜大工を一緒にするなど。
子どもたちの成長を実感する機会でもあります。
子どもたちは遊びの中やお手伝いを通しても、生きるのに大切なことをどんどん学んでいきます。
ほどほどのコミュニケーションは有益ですが、口出ししすぎるのは問題です。ある程度やり方を教えたら、黙って任せて見守ることも大切にしましょう。
子どもたちはそこで自分で考え、悩み、失敗をしながら成長していきます。 将来の自立を考えた時にも、親は魚をあげるだけでなく、「魚の獲り方」を教えてあげる必要があります。
【様々なお手伝いの工夫】
ごみ拾い、ごみ捨て、片づけ、荷物運び、テーブルを拭く、掃除、お風呂掃除、洗濯物取り入れ・たたむ、料理手伝い、食前準備、ご飯を炊く、果物皮むき、皿洗い・片付け、花の水やり
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