1日 出エジプト記8章
続いて神がエジプトに与えた災いは、蛙まみれにすることだ。寝台、かまど、こね鉢に至るまで蛙だらけだ(2-3)。さすがファラオもこれには困ったようだ。蛙を生み出すまねごとを呪法師にさせたのだが(7)、何の益にもならなかった。張り合ったところで環境はより悪くなるだけであった。何より、エジプトの呪法師は災いをもたらすマネはできても、それを取り除き、救いをもたらすことは何もできなかったのである。力がある者であっても、破壊や破滅は簡単にもたらせるだろうが、救いをもたらすことは難しい。それをなされるのは、救い主なる神だけである。ここでは、やむなく、蛙を除くように「主に祈れ」とモーセとアロンに頼むよりほかなかった(8)。私たちはその罪によって人を傷つけたり、破滅させることはできるだろう。このことばで、この態度で。でも人を救う力を持たない罪深い者であることを覚え、いつでも主に祈る者でありたい。